自分がだれだかわからない

どうも丑寅です。 『ジブダレ』のうしとらです。 迷子のウシトラです。 あと30年何をして生きればいいのかわからない第50世代のわたくし丑寅がこの森を脱出するまでの物語です(現在進行形)

6.書物篇 いるかもしれない要らないかもしれない

どうも丑寅です。

 

いるかもしれない、いつか使うかもしれない、そう思って取っておく『勿体ない精神』

これは丁寧な暮らしに欠かせないとされてきた。

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『丁寧な暮らし』

なんて素敵な響きだろう。

朝、コポコポと珈琲を入れて、光差す緑深い木のテラスでゆっくり。。みたいな情景がいっぺんに頭を占拠して、パブロフの犬さながらヨダレが出てくる。

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これに憧れ家は整えたのだ。

しかしキャラが整わなかった。残念!!

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私はせっかちである。

食べるのも早いし、思いついたことはサッサとやって結果を出したいクチである。

ジブリの『千と千尋の神隠し』でいえば、温厚な姉の銭婆ではなく、やり手の湯婆婆。

残念だ。非常に残念である。

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『そこに糸をくぐらせて、そうよ、上手ね』

みたいに娘に優しく指導したかった。

がそれは叶わぬ夢である。

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ゆったりした時間、それは。。

キャラに合わなかった。

私の時間は誰よりも速く高速で流れ、目まぐるしく事象が起こる運命。

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そして、時間がある時にゆっくり選ぼうと思い、その時MAX打てる限りの手を打つ。

 

忙しさの合間を縫って、『これはいるいるこれ要らない』『いる』『いらない』『いる』『いる』

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今までどれだけ選んできただろう。

それは正しかった?

 

『選ばない』ということ。

 

選ばずに全てを手放したらどうなるだろう。

森の入口でまず最初にやったこと。

 

1.武器を手放した

 

次にやったことは

 

2.身軽になる

である。

 

早速、私は着手した。

必要だと思っていた(←ここ重要)本を全部処分することにしたのだ。

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(1)本を売る

美しい装丁の洋書やインテリアの本、集めた建築の本、資料、愛着のあった小説家の連作、ほぼ全てを売っぱらってやったのである。

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娘が読みたいと言ったもの以外全部。

しめて64190円。

 

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それでもまだ、躊躇う本がある。

亡くなった親が大切にしていた本たちである。

これは、新潟の実家から引き上げてきて7年、我が家の一角を大きく占領してきた。

私の類まれなる整頓力を持ってしても、これ以上コンパクトにするのは無理、という状態になって7年。

私の卓越した空間素敵能力を持ってしても、どーにも収まりの悪い大型本の群れであった。

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さして広くない我が家の一角を譲り渡すのは口惜しかったが、思い出が胸を締め付け、いかんともしがたくここまできてしまったのだ。

ざっと軽く見積もってコイツらの家賃は面積比40万である。

 

これは第2弾としよう。