自分がだれだかわからない

どうも丑寅です。 『ジブダレ』のうしとらです。 迷子のウシトラです。 あと30年何をして生きればいいのかわからない第50世代のわたくし丑寅がこの森を脱出するまでの物語です(現在進行形)

21.勇者1995ダイエット戦争勃発

どもども丑寅です。

今日も迷子のウシトラです。

誰か館内放送で呼び出してください。

高校以来170センチ57キロを長らく維持してきたものの丑寅は、油断すると簡単に太るタイプ。

MAX巨漢になったのはハタチ。

そう、失恋して寮でやけ食い。挙句、一生に1度の成人式を60キロ超えで迎えることとなり、孫可愛さで目が曇っているお婆ちゃんが、東京に送ってきたド派手な振袖を、貫禄たっぷりに着倒して、それでも目を細めるお婆ちゃんに泣きたくなった遠い記憶。

以降、死ぬ気のダイエットでどーにか57を維持すべく、甘いものを我慢したり、急に走ってみたり(瞬間芸)。

丑寅の人生はダイエットと共にあったといえる。

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【MAXを超えるMAX】

ハタチのMAXを超えたのは、30歳のときやってきた。妊娠→出産のときである。

何度も言うが、私の身長は170。たぶん、60キロでも『大柄なデカい女』というだけで、そんなに太った感じにはならないはずだ。

しかし、出産直前は70キロに限りなく肉薄し、先生に赤線を引かれてしまったのだ。

『体重管理』という印。情けなや。

ヨヨと泣き崩れても、たおやかどころかドスコイ感が半端ない。

これ、渡辺直美ちゃんなら運動得意だからカッコイイが、運動という概念のない星の住人ウシトラにとっては悲劇である。

重力によるカラダの重さが全てカモシカのよーな脚にかかるという天災が丑寅に襲いかかる。

ウシトラの脳裏に絶滅した恐竜ティラノザウルスの姿がよぎる。

くっ、支えられん。

しかしこの屈辱も出産まで。

全てコミコミで10キロ減るはず。

【想定外の攻撃】

終わった。

真っ白に燃え尽きた。

髪はボサボサ、とにかくドスコイ痛すぎた夜が明け、満月により呼び覚まされた野生の呼び声でこの世に生まれいでた生命のお陰で、私はまた痩せたはずだ。

丑寅はニンマリした。

ああ、これで重い身体ともおサラバ。

2日後、ウキウキと病院の体重計に乗る。

ん?

んん?

何度も乗ったり降りたりしてみる。

 

減ってないやんけ❗❗❗

 

体重計は66.5キロを示している。

え、トータル3.5キロしか減ってへんの?

詐欺やん!

丑寅は絶望の淵に投げ込まれた。

どうやって自分のベッドまで帰ったのか分からない。ベッドで悲しむ暇もなく、ギャン泣きする小さないのち。

君は予想外に軽かったよ。

 

この日、この星はじめての大規模なダイエット戦争が勃発したのである。